地域包括ケアシステム(地域・行政の皆様へ)
1.理学療法士が協力できる内容
①提供できる技術の内容
(1)通所型介護予防事業
高齢者の身体機能、動作能力の評価と予後予測
(2)訪問型介護予防事業
保健師等との同行訪問を通じた運動機能やADLの基本的動作の改善を助言・指導
(3)介護予防普及啓発事業
介護予防教室での運動プログラムの企画・提案・指導
(4)地域介護予防活動支援事業
多職種及び住民との協働による効果的な運動を通した地域活動組織への支援協力
(5)地域ケア会議
Ⅰ.地域ケア個別会議
・高齢者の自立した生活、社会参加促進に必要な身体能力を維持・向上させるための評価、予後予測、プログラム作成についての助言および地域共通課題の発見・提案
Ⅱ.地域包括ケア推進会議
・運動により疾病を予防し、要介護状態を防ぐ政策の提案
・障害者や虚弱高齢者が参加可能な地域の運動ができる通いの場の提供方法や、運動に関する社会資源の活用方法について発言
②講師
(1)住民向け
体操などを通した介護予防講座の実施
(2)専門職向け
運動機能を通した介護予防に関する研修会の実施
2.人材育成状況
①介護予防に関する研修の実施
(1)研修内容
Ⅰ.運動器の加齢
Ⅱ.高齢者のリスク管理
Ⅲ.介護予防事業計画の立て方
Ⅳ.認知症予防
Ⅴ.介護予防評価 等
②地域リハビリテーションに対する研修の実施
(1)研修内容
Ⅰ.地域リハビリテーションの理念
Ⅱ.地域リハビリテーションにおける理学療法士の役割
Ⅲ.介護予防、日常生活動作指導の安全な実施
Ⅳ.地域リハビリテーションに携わる人材育成の方法論
Ⅴ.他職種連携 等
③実際の取り組み
・介護予防推進リーダーの育成 93名(平成27年5月時点)
・地域包括ケア推進リーダーの育成 105名(平成27年5月現在)